結婚式の主賓の挨拶

人前でのスピーチであがらないコツ

 

会社の部下の結婚式で立場上主賓として招かれることは誰もが経験することだと思います。しかし昔から大勢の人の前で話したりするのがどうしても苦手だという人も多く、その場合はいくらしっかりスピーチを事前に作成して、何回も練習することで覚えていても、やはり本番になるとあがってしまってしどろもどろの失態をしてしまう恐怖に陥るものです。

 

心理学者に「あがり症」について聞いてみると、あがり症の人は人間の持っている防衛本能がより強く働くということで、それは心理的には「自分を大きく見せたい」、「良く思われたい」、「欠点を隠したい時」などの現れなのだそうです。

 

確かに主賓としての挨拶をするのですから、こうした心理が一層強く働くのも無理はないと思いますが、これを克服するのは短期間ではなかなか難しいことのようです。

 

そこで、対策としては事前の練習は家族の前でもいいのでしっかり声を出して行うことがお勧めとなります。ここでは慣れるということも大切ですが、それよりもスピーチの節目を意識しながらの練習が重要になります。

 

丸暗記だとひとつの小さな躓きでも後が続かなくなる恐れがあり、そうなると更にあがってしまうことになります。しかし節目をしっかり覚えておくと、多少のミスがあってもフォローが効き、余裕をもってスピーチを続けることができます。スピーチの途中からは「あがり症」を押えることも可能になります。