主賓挨拶のスタート
主賓の挨拶というのは、一般的には来賓の中でもトップバッターとしてスピーチをするわけですから、当然のことながら式の冒頭を飾ることになります。
式開始直後の会場は引きしまった雰囲気ですし、新郎新婦、両親、多くの来賓も主賓からの挨拶に少なからず期待しています。そういう注目される状況だからこそ、基本的な流れをしっかり押さえた主賓らしい格調ある内容にしたいものです。
主賓としてのスピーチの流れですが、まずは祝福の言葉から始まります。表現はいろいろですが新郎新婦や両家に対するお祝いの言葉です。自己紹介はその次にします。
自己紹介が終わりましたら主賓の挨拶に際して新郎新婦や両親、媒酌人が起立していますから、着席を促すようにするのが最近のマナーです。
もうひとつマナーとして僭越の陳謝も述べておくといいでしょう。これはさまざまな来賓への配慮ということで、自分が主賓という高い席に招かれたことへの僭越の意です。本来のスピーチの前にこうした挨拶をしておけばまずは安心です。
この後にエピソードなどを取り入れたスピーチの面白さはそれぞれの工夫次第ということになります。最後のはなむけの言葉や結びの言葉もしっかり準備しておけば、リラックスして話すこともできるはずです。