結婚式の主賓の挨拶

最適な話材

 

祝辞の話材は一般的にも差し支えのないものが選ばれますが、主賓のスピーチでの話材ともなると、やはり気を利かした内容が求められるものです。

 

前述した慣用句からの導入をうまく活用することでスムーズなスタートをきれると思いますが、ここではその先の話材例を少し挙げてみることにします。

 

最近は夫婦共稼ぎの場合も多く、従来の「新郎を立てる新婦であってほしい」、「家庭が安らぎの場であるように」というような表現は少々注意しなければならないようで、こうした時は「お互いを尊敬しあう、ありがとう、ごめんなさい、の言葉が素直にかけ合える夫婦を目指してください」などが無難ではあります。

 

又、格言で「女房とたたみは新しいほどいい」をわざと用いて「女房と味噌は古いほうがいい」で返し、自分も古い方が大好きだという展開も面白いと思います。

 

この時は慣用句も使うとやや古風なイメージが強調されてしまうので、どちらかにした方がいいでしょう。

 

もうひとつ最も安全策ともいえるのが新婦の美しさやすばらしさを褒めることです。新婦は何といっても結婚式の一番の華ですから、自分がどちら側の主賓であるかは問わず、素直に「とてもキレイな花嫁さんですね」という投げかけは誰もが気分を良くするものです。